ご挨拶

第16回日本視野画像学会学術集会
会長 野本 裕貴
(近畿大学医学部眼科学教室)
謹啓 時下、会員の皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は本学会の発展に多大なるご尽力を賜り、会員の皆様、ならびに関連諸団体の皆様に厚く御礼申し上げます。
このたび、第16回日本視野画像学会学術集会を、2027年6月5日(土)、6日(日)の2日間、大阪市中央公会堂において開催させていただくこととなりました。歴史と伝統が息づくこの気品ある地で、本学会の学術集会を開催できますことは、大変光栄に存じますとともに、その重責に身が引き締まる思いでございます。
本学会は、1980年に設立された「日本視野研究会」にその端を発します。その後、2011年に「日本視野学会」、さらに2018年には、近年の目覚ましい画像診断技術の進歩を鑑みて「日本視野画像学会」へと名称変更をいたしました。先達が築かれた視野検査の深耕にとどまらず、眼底イメージングやOCTをはじめとする包括的な視機能評価学会として、時代の要請に応えながら半世紀近くにわたり着実な発展を遂げてまいりました。
現在、医療AI(人工知能)の臨床応用やビッグデータ解析、検査デバイスの多様化など、我々を取り巻く環境がさらなる変革期を迎える中で掲げた「Beyond Boundaries:伝統を礎に未来へ」というテーマの元、長年培われてきた視野研究の「伝統」という強固な礎を大切にしながら、各専門領域だけでなく、医師、医療スタッフ、技術者という立場の境界(Boundaries)をも超えて、知識や技術を横断的に融合させ、次世代の眼科医療という「未来」に繋ぐ役割を果たす大会にしたいと考えております。また、会場となる中之島公会堂は、周辺の近代的なビル群の中に存在する大正高遠な気風を今に伝える美しい近代建築であり、古くから多くの学術・文化の発展を見守ってきたシンボルでもあります。脈々と受け継がれてきた伝統の重みと、未来への革新性が交差するこの場所は、今回のテーマを議論するに最もふさわしい舞台であると確信しております。
本学術集会では、これまでの伝統を継承し、本会のハイライトである「JIPSレクチャー」をはじめ、視野と画像に関する最先端の知見を掘り下げるシンポジウムや特別セッション、若い先生方や日々の臨床の主軸を担う視能訓練士の皆様のために、実践的なスキルアップにつながる「JIPSコーチングセミナー」や教育的なセミナーも企画しております。日常の診療や研究に直結する有意義な知見を共有するだけでなく、熱い議論や新たな着想の場を皆様に提供できるよう鋭意努力してまいりたいと存じます。
初夏の爽やかな風が吹き抜ける美しい水都・大阪の地で、多くの皆様と会場でお会いし、実り多き時間を共有できますことを心より楽しみにしております。皆様の多数のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
謹白
